ムニューシン財務長官の妻、インスタ投稿巡り謝罪-旅費支払いへ

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  • 女優リントンさん、ブランド尽くしの写真をハッシュタグ付きで投稿
  • 批判に「世間知らずでかわいらしい」と上から目線で反論していた

ムニューシン米財務長官と妻のルイーズ・リントンさん

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

ムニューシン米財務長官と妻のルイーズ・リントンさんは、長官の公務に夫人が同行した際に発生した旅費を政府に支払う意向だ。財務省当局者が明らかにした。

  英スコットランド出身の女優で今年6月に同長官と結婚したリントンさんは、政府専用機を降りる自らの写真をインスタグラムに投稿。写真には販売価格が1万ドル(約109万円)を超えるエルメスのバーキンと見られるハンドバッグが写っていたほか、リントンさんは身に着けていたデザイナーズブランドの衣服、靴、サングラスのそれぞれにブランド名が分かるようにハッシュタグを付けていた。ムニューシン長官の公務は全米で最も貧しい州に数えられるケンタッキー州で、中間層向けの減税などトランプ政権の税改革アジェンダをアピールするものだった。

  投稿は炎上し、「税金で小旅行」と批判したオレゴン州の女性のツイートに対し、リントンさんは21日に見下した態度で反論。「この日帰り旅行に、あなたより多くの税金を私たちが払っているはず」と主張。「あなたが私の立場にあったとして喜んで自分を犠牲にする量よりも、ずっと多くの犠牲をわたしたちは払っているのは確か」と連投、「世間知らずなのはかわいらしいけれど」と一蹴した。

  炎上後、リントンさん(36)はインスタグラムのアカウントを非公開にした。リントンさんは22日、自身のソーシャルメディアへの投稿は「不適切で極めて無神経な」内容だったと謝罪した。広報担当者が電子メールでコメントを発表した。

  夫人発言の炎上は、税制改革を全米に売り込み年内可決に十分な票を集めたいトランプ政権の取り組みにとって妨げとなった。投資銀行勤務やハリウッド映画の投資家の経歴を持つムニューシン長官(54)は、税制改革の恩恵は富裕層に偏ったものにはならないと一部民主党議員を説得しようとしており、21日には「最高税率の大部分の人々にとって、減税にはならない」と述べていた。

原題:Mnuchin’s Wife to Pay for Trip as Furor Erupts Over Comments (2)(抜粋)

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