ドラギ総裁のジャクソンホール恐れるな-熱いユーロは口先で冷めず

  • トレーダーらは25日の講演の一言一句に耳を澄ますだろう
  • ECBテーパリング秋発表、来年1月開始とJPモルガン・アセット

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロの上昇を止めようとしても無駄かもしれない。

  カルミニャック・ジェスチョンとJPモルガン・アセット・マネジメントによれば、ドラギ総裁が米ワイオミング州ジャクソンホールでの25日の講演でユーロ相場に明示的または暗に言及してもしなくても、上昇が続きそうだ。

  ECBの当局者はユーロの一段高を懸念しているが、市場はそれでも同中銀が9月か10月には債券購入プログラムの縮小を発表すると予想している。このため、ドラギ総裁が口先でユーロを押し下げようとしても長期的な効果はないだろうと、カルミニャックの運用者チャールズ・ゼラー氏は言う。

  ユーロをロング(買い持ち)にしている同氏は、「市場はジャクソンホールでのドラギ総裁の一言一句に耳を澄ますだろう」が、「それでもユーロは長期的に上昇するだろう」と述べた。特に円に対してユーロをロングにしているという。

  JPモルガン・アセットの運用者イアン・スティーリー氏は、テーパリング(量的緩和策の段階的縮小)は「ユーロの強い追い風だ」と指摘。ユーロをロングとしている同氏は、1ユーロ=1.20ドルに達すると見込んでおり、「9月になるか10月になるかは特に問題ではない。われわれはECBがテーパリングを発表し、来年1月に開始すると考えている」と話した。

  JPモルガン・チェースは来年7-9月(第3四半期)までに1ユーロ=1.25ドルになると予想している。

原題:Euro’s Hot Streak May Survive Any Draghi Jackson Hole Jawboning(抜粋)

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