きょうの国内市況(8月22日):株式、債券、為替市場

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●TOPIX5日ぶり小反発、為替落ち着き-業績期待の鉄鋼や非鉄高い

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  東京株式相場はTOPIXが5営業日ぶりに小幅に反発。為替相場の落ち着きや4日続落による短期売られ過ぎ感から見直し買いが入りやすく、野村証券が目標株価を上げた鉄鋼株が買われ、非鉄金属や電機も上昇。ただ北朝鮮情勢や米政権に対する不透明感から上値は重く、日経平均株価は5日続落した。

  TOPIXの終値は前日比0.93ポイント(0.1%)高の1596.12、日経平均株価は9円29銭(0.1%)安の1万9383円84銭。日経平均の5日続落は2016年5月6日までの6日続落以来の長さ。

  富国生命保険の山田一郎株式部長は、日本株は「短期的な売られ過ぎ感があった。米国株の下げ止まりや円高からの若干の戻りで買い戻された」と指摘。ただ「期待インフレの低下などで米長期金利は低下してきており、方向感はまだ円高。上値を買っていこうという投資家はいない」と話した。

  東証1部33業種では、鉄鋼のほか、金属市況高で非鉄金属、電機、その他製品、証券・商品先物取引、卸売など19業種が上昇。倉庫・運輸、陸運、食料品、建設など内需一角が下落率上位に並び、14業種が下落。売買代金上位では、アナリストが中国事業を評価したTHK、野村証券が目標株価を上げたキーエンスが上昇。野田総務相が携帯電話大手に通信料のさらなる値下げを促す考えを強調したと読売新聞が報じ、KDDIやNTTドコモは下落。ダイキン工業やJR東日本も安い。

  東証1部の売買高は13億1491万株、売買代金は1兆7142億円と4月17日以来の低水準。上昇銘柄数は966、下落は919。

●超長期債が上昇、強い20年入札結果を受け-利回りフラット化との見方

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  債券市場では超長期債相場が上昇。この日に実施された20年利付国債入札が強い結果となり、超長期ゾーンを中心に買いが入り、利回り曲線のフラット(平たん)化が進みやすいとの見方が出ていた。

  現物債市場では、20年物の161回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.54%と、新発債として4月21日以来の低水準を付けた。新発30年物の55回債利回りは1bp低い0.83%と6月30日以来の水準に低下。新発40年物の10回債利回りは1bp低い1.04%と、7月3日以来の水準まで買われた。長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは0.5bp高い0.035%で取引を開始し、いったん0.04%まで売られた後、0.035%に戻した。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、20年債入札結果について、「応札倍率やテールを見てもとても強い結果だった。20年セクターはキャリーとロール面からカーブ上魅力的な上、低ボラティリティーで業者が応札しやすい状況もあった」と説明。「超長期ゾーンは遅れて来たサマーラリーでここからカーブがフラット化する」とみる。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は1銭高の150円78銭で寄り付いた後、一時150円69銭まで下落。午後は1銭高の150円79銭まで値を戻した。結局は3銭安の150円74銭で引けた。

  財務省が実施した20年利付国債の入札結果によると、最低落札価格が100円85銭と市場予想の100円75銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.51倍と、2014年1月以来の水準に上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は3銭と、昨年8月以来の水準に縮小した。

●ドル・円が上昇、日本株の底堅さや米金利上昇で円売り優勢-109円前半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=109円台前半に上昇。日本株の底堅さや米金利の持ち直しを背景にドル買い・円売りが優勢となった。半面、週後半にジャクソンホールでのシンポジウムを控えて積極的に動きづらく、北朝鮮リスクへの警戒も続く中、上値は限られた。

  午後4時5分現在のドル・円は前日比0.4%高の109円42銭。朝方に108円89銭まで軟化した後、じりじりと値を切り上げ、一時109円46銭を付けた。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、4月に付けた年初来安値(108円13銭)を更新するほどの材料もない中で、108円台後半になると「調整的な買い」が入ってくるが、「上に行くには雰囲気が改善しないといけない」と指摘。基本的には「金曜のイベント待ち」で、目先は108円台後半から109円台後半のレンジで「株などを理由にしながらもみ合う」展開が続くと予想した。

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