オートノマス株式リサーチ、11万円から従量制と関係者-MiFID2

  • 欧州の株式リサーチへのリードオンリーのアクセス料金は5万ドル
  • MiFID2施行後は取引手数料と投資リサーチ費用を切り離す必要

オートノマス・リサーチは、欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の施行に備えて、欧州の株式リサーチについて顧客が利用する分に応じて支払う料金体系を提案している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ロンドンに拠点を置き、金融会社の分析を専門に行う同社は、株式リポート1本につき1000ドル(約11万円)、最も高い業界リサーチは5000ドルという料金を提示。ニュースおよび分析のデーリー・ラウンドアップへのアクセスは、1ユーザー当たり5000ドルを請求する。

  オートノマスのジョナサン・ファーキンス最高財務責任者(CFO)は「8年前に業務を開始して以降、顧客にとって透明性の高いリサーチ料金を設定してきた。明快で透明な料金メニューを用意し、既存客や見込み客と積極的に話し合いを行っている」と説明した。

  今回明らかになったメニュー形式の料金体系は、2015年からアジアの株式リサーチの顧客に提供されてきたものだが、MiFID2の施行に対応し、総額方式の手数料を選択する傾向が強いライバルの銀行とは対照的だ。

  ただ、オートノマスは総額方式のオプションも提供し、関係者の1人によれば、欧州の株式リサーチへのリードオンリー(読むだけ)のアクセス料金は5万ドルとなる。セールススペシャリストとの電話でのやりとりが入ると料金は倍に上がり、アナリストへのアクセスを含む場合は30万ドル、プレミアムプランはさらに高額になるという。

MiFID2とは-QuickTake

  来年1月に施行されるMiFID2の下では、資産運用会社が銀行などに支払う取引手数料と銀行側の投資リサーチ費用を切り離すことが義務付けられる。

原題:Autonomous Said to Charge $1,000 a Stock Report Before MiFID II(抜粋)

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