高格付け社債の発行額、今年も1兆ドル突破-過去最速ペース

  • 金利先高観が債券発行計画を加速、資金調達は低コストのうちに
  • 8月の社債発行市場は例年にない活況、BATやアマゾンが起債

優良企業による2017年の起債総額が6年連続で1兆ドル(109兆円)を突破した。米連邦準備制度による利上げを受け、企業は低コストが続く間に借り入れを済ませようとしている。

  ブルームバーグの集計データによれば、アマゾン・ドット・コムやフィリップ・モリス・インターナショナルの起債を受け、社債発行額は今年、過去最速で1兆ドルの大台に達した。8月は伝統的に比較的静かな月だが、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が172億5000万ドルのディールを行うなど、企業の大型起債はここ数週間止まっていない。

ブルームバーグのモリー・スミス氏は優良企業の起債が今年、1兆ドルを超えた理由を説明

(出所:Bloomberg)

  米金融当局が利上げペースを決めていく中で、借り入れコストはさらに高まる可能性がある。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米投資適格級シンジケートデスク責任者のダン・ミード氏は先週、企業は借り入れしにくくなる前に資金調達を急いでいるかもしれないと述べ、「今年後半の予定の一部を先取りしているような気がする」と指摘した。

原題:High-Grade Bond Sales Pass $1 Trillion Earlier Than Ever in Year(抜粋)

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