HSBC幹部による違法為替取引、容疑者11人をさらに特定-米司法省

  • 2人の被告に加え、少なくとも11人がポンドを買っていた疑い
  • ある企業の内部情報を利用して不正に利益を得たと検察は主張

英銀HSBCホールディングスでは、これまでに起訴された幹部2人に加えて、少なくとも行員11人が、外国為替市場でのフロントランニングによる違法行為に関与した疑いがある。米司法当局者の1人が明らかにした。

  同行の外為キャッシュトレーディングのグローバル責任者、マーク・ジョンソン被告はブルックリンのニューヨーク東部地区連邦地裁で昨年起訴され、9月18日から公判が始まる予定だ。

  同被告を巡っては、HSBCで欧州の為替トレーディング責任者を務めていたスチュアート・スコット被告と2011年に共謀し、ある企業がインド子会社持ち分の売却代金をドルからポンドに替えるという非公開情報に基づき利益を得たと検察は主張している。

  検察はかねてよりこの企業の取引に先立ち、被告2人のほかに「複数の人物」がポンドを買っていたと指摘していた。司法省のブライアン・ヤング弁護士は21日、内部情報に基づいてポジションを設定した少なくとも11人のトレーダーを特定したと述べ、ジョンソン被告が同行のトレーダーに情報を伝えた疑いがあると地裁判事に明らかにした。

  HSBCの広報担当メリッサ・カサー氏は、コメントを控えている。

原題:HSBC Currency Conspiracy May Have Involved 11 Others, U.S. Says(抜粋)

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