トランプ大統領、アフガン支援で期限定めず-情勢に基づき判断

  • 演説で新戦略打ち出す-最大4000人の米兵増派の方向
  • 米国に資源を集中させるとした過去の姿勢から転換

トランプ米大統領は21日、アフガニスタンを支援するため期限を定めないコミットメントを発表した。紛争が長期化する同国に最大4000人の米兵を増派し、反政府勢力タリバンを交渉のテーブルに着かせるために必要な限り米軍を駐留させる。

  トランプ氏は昨年の大統領選中に米軍のアフガン駐留の必要性を渋々認め、海外の国造り支援を回避して米国内に資源を集中させると公約していただけに、今回の演説は方針転換となる。

バージニア州アーリントンのフォートマイヤー陸軍基地で演説するトランプ大統領(8月21日)

フォトグラファー:Nicholas Kamm / AFP via Getty Images

  トランプ大統領はバージニア州のフォートマイヤー陸軍基地から全国テレビで放送された演説で、「わが国はこれまで払った多大な犠牲に見合う名誉ある永続的な成果を求めなければならない」と述べ、「急速な撤退の結果は、予測可能で容認できないものだ」と指摘した。

  トランプ大統領はアフガニスタンに駐留させる米兵の数について詳述を避けたが、大統領の戦略は現在の駐留米兵の5割に相当する約4000人を増派してアフガニスタン軍を支援し、訓練を強化するマティス国防長官の計画にゴーサインを出すものだ。

  「われわれの新たな戦略の中核的な柱は時間ベースのアプローチから、情勢に基づいたアプローチへの転換だ。米国が軍事作戦を開始ないし終了する日程を事前に発表するのがいかに逆効果であるか私は何度も話してきた」と大統領は指摘。ただ、米国のコミットメントは「無制限ではなく、われわれの支援は白地小切手ではない」とし、自身の新たなアプローチは「原則に基づく現実主義だ」と表明した。

原題:Trump Offers Open-Ended U.S. Commitment to Shore Up Afghanistan(抜粋)

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