EUは秩序ある英離脱に集中、交渉再開控え英国は通商協議迫る

  • 英政府はビジョンの明確さ示すため相次ぎ文書公表
  • 通商協議に進むことを迫る英に対しEU側は態度変えず

英国は欧州連合(EU)離脱交渉に貿易を組み込むことを急いでいるが、EUは早々には動かないとの立場だ。

  メイ首相率いる英政府は22日、欧州との将来の関係をどのように見るかに関する文書を公表する。これは英政府がこの2日間で公表する3つめの文書で、民法に関する協力に重点を置く。23日にはEU司法裁判所の役割に関する待望の文書を示す。目的はいずれも英国の意向が不透明だとのEUの批判に反論するとともに、通商協議入りを迫ることだ。

  英国は21日には「可能な限り自由で摩擦のない貿易」と機密性に関する既存ルールの維持を求める2つの文書を公表した。同国はこれらの文書を通じ、十分に熟慮したことを明示し、無数の問題が複雑で相互に絡み合っており通商問題を交渉に含めざるを得ないと主張する考えだ。

  一方、EU側のバルニエ首席交渉官は21日にツイッターで、来週から始まる離脱交渉の新ラウンドでは「秩序ある退場に集中」すると述べ、EUが態度を変えていないことを示唆した。

原題:EU Insists on Orderly Brexit as U.K. Battles for Upper Hand (1)(抜粋)

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