ヘッジファンドのベテラン、ディグル氏-混乱必至でも08年の再来ない

世界金融危機時にボラティリティーに賭けるヘッジファンドで27億ドル(約2950億円)を稼いだベテラン投資家スティーブン・ディグル氏は、市場が再び荒れるのは必至だと考えているが、同ファンドを再開するつもりはない。中央銀行が介入するため、2008年当時ほどの乱高下はないとみているためだ。

  主要中銀の一部で政策ミスがあったり朝鮮半島で有事が勃発という予想外の事態になれば、「ほぼ一瞬のうちに」世界的な相場混乱が起きると、ファミリーオフィスのバルペス・インベストメント・マネジメントの最高経営責任者(CEO)を務める同氏は発言。アルゴリズム取引が広がっていることが背景だと説明した。現在はボラティリティーについてロング(買い持ち)、ショート(売り持ち)いずれのポジションも取っていないという。

  「ボラティリティーがこの低さに達し、こうした状態が続くという安心感がまん延していることから、ほぼ何でもボラティリティー急上昇というスパイクを引き起こし得る」とディグル氏はインタビューで述べた。「ある時点でのボラティリティー急上昇は数学的にみて不可避だが、08年のように超上昇する『スーパースパイク』の確率はそれほど高いと思わない」と語った。

原題:Hedge-Fund Veteran Diggle Says Odds Against ’08 Rout Redux (1)(抜粋)

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