米財務長官、一部の「キャリードインタレスト」税優遇継続を示唆

  • 雇用を創出する一部ファンドの税優遇措置を継続する可能性
  • 投資意欲をそぐことがないようにしたいとムニューシン長官

ムニューシン米財務長官は21日、トランプ大統領は引き続き、ヘッジファンドの「キャリードインタレスト」と呼ばれる運用報酬への税優遇措置を廃止する方針だが、雇用を創出する一部ファンドに対しては同優遇措置の継続を認める可能性があると述べた。

  ムニューシン長官はマコネル共和党上院院内総務と共に参加したケンタッキー州ルイビルでのイベントで、「われわれはヘッジファンドについてはキャリードインタレストの抜け穴をふさぐ」とした上で、「雇用を創出する他の種類のファンドが多数あることをわれわれは重視しており、投資意欲をそぐことがないようにしたい」と発言した。

  マコネル氏は、キャリードインタレストの税優遇措置は議会とホワイトハウス当局者との税制を巡る交渉で検討されるだろうと説明。慈善事業への寄付や住宅ローン金利の税優遇措置は別として、「こうした全ての特恵に目を向けなければ税制改革を行う意味がない」と指摘した。

  キャリードインタレストは、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社やベンチャーキャピタリスト、ヘッジファンドマネジャー、一部不動産投資家が受け取る運用報酬で、その額は通常、ファンド利益の20%とされる。現行法制では、低い税率が適用されるキャピタルゲインに分類されている。

原題:Mnuchin Hints at Keeping Carried Interest Tax Break for Some (2)(抜粋)

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