オフショア人民元、年初来高値に近づく-上昇の持続可能性には疑問も

香港オフショア市場の人民元は21日、対ドルで上昇し、今年の最高値に近づいている。既にアジア通貨の中で上昇率上位だが、勢いは加速しており、市場関係者の一部からは持続可能性を懸念する声が聞かれる。

  オフショア人民元は香港時間午後0時25分(日本時間同1時25分)現在、0.06%高の1ドル=6.6789元。今月付けた年初来高値の水準まで0.4%以内となった。8月に入ってからの上昇率は0.7%で、新興アジア通貨の中では中国本土市場のオンショア人民元に次ぐ大きさ。今年これまでの上げは4.4%となった。

  上昇の主因はドルの軟調だ。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は年初から9%下げた後、8月に入って下げ幅を削った。

  招商証券の謝亜軒エコノミストは「外為市場の需給バランスが先月、大幅に改善した」とした上で、「人民元上昇の予想は強力なものではなく、年末に向けて上昇トレンドを維持するのは難しいだろう」と述べた。

  ブルームバーグが調査したオフショア人民元の年内の市場コンセンサス予想は1ドル=6.8元で、現行レベルから1.8%下げた水準だ。

原題:Offshore Yuan Trades Near 2017 High as Warning Signs Build Up(抜粋)

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