カタールは銀行に海外資金調達を奨励、政府資金は最後の手段-関係者

  • カタール中銀は銀行と定期的に協議し流動性への影響を見極め
  • カタール・ナショナル銀とドーハ銀は資金調達を計画-関係者

カタールは市中銀行に対し、資金調達の際には政府資金を主に頼るのではなく、海外投資家を利用するよう呼び掛けている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、カタールではサウジなど近隣諸国との断交の影響で流動性が圧迫されている。

  カタールの中央銀行は対立による流動性への影響を見極めるため金融機関と定期的に協議しており、外貨準備減少や格下げを回避するため銀行に対し海外で債券やローンを通じた資金調達を奨励している。関係者は部外秘情報だとして匿名を条件に話した。政府資金は最後の手段だと銀行には伝えられたという。

  一部の銀行や政府関連機関は流動性のタイト化への対応で資金調達を計画中で、大部分の借り手は中東の金融機関の穴を埋めるためアジアの投資家に照準を合わせているという。関係者1人によると、カタール・イスラミック銀行は最近、私募を通じ円建てと豪ドル建てで資金調達を行った。中銀のコメントは現時点で得られていない。

  関係者の今月の話によれば、同国最大の銀行であるカタール・ナショナル銀行は私募や起債、ローンに関して複数の国際金融機関と初期の交渉を行った。別の関係者は、ドーハ銀行も私募によるドル建て債の発行を通じて資金調達を目指していると語った。

原題:Qatar Is Said to Tell Banks to Seek Overseas Funding Amid Spat(抜粋)

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