トランプ米大統領、対アフガン新戦略を21日に発表-増派表明か注目

  • 国民向け演説を行うことで政権運営を再び軌道に乗せる狙いも
  • バージニア州のフォート・マイヤー陸軍基地で演説

トランプ米大統領は21日、プライムタイムの国民向けテレビ演説で対アフガニスタンの新戦略を発表する。バージニア州シャーロッツビル騒動の責任は白人至上主義者と反対派の双方にあるとの大統領発言が招いた混乱や、バノン大統領首席戦略官の退任を受け、揺らいだ政権運営を再び軌道に乗せる狙いがある。

  世論調査の支持率がさらに低下しつつある中で、トランプ大統領は仕事もこなしていたという17日間の夏季休暇を終え、20日夜にワシントンに戻る。ホワイトハウスの声明によれば、大統領はワシントン時間21日午後9時(日本時間22日午前10時)に「米軍と米国民に呼び掛ける」予定。

  トランプ大統領はホワイトハウスから数マイルの距離にあるバージニア州アーリントンのフォート・マイヤー陸軍基地で演説するが、これは大統領にとってこれまでで最も重要な演説の一つになる可能性がある。

  対アフガニスタン政策修正の詳細は18日にメリーランド州の大統領専用山荘、キャンプ・デービッドで徹底的に議論された。大統領は国防・安全保障チームを招集、長時間話し合った。トランプ大統領は19日のツイッター投稿で、「われわれの非常に才能に恵まれた将軍や軍司令官とキャンプ・デービッドで重要な一日を過ごした。アフガンに関するものを含め、多くの決定を下した」と述べた。

  重要なポイントはトランプ大統領がアフガンに駐留米軍を増派する用意があるかどうかだ。増派に反対していたバノン氏はキャンプ・デービッドの会合に参加していなかった。

  マティス国防長官とティラーソン国務長官、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はアフガン特殊部隊の訓練に特化する部隊の増員案を支持。その目的は米軍駐留を続ける決意を示し、反政府勢力タリバンを交渉に応じさせ、過激派組織「イスラム国」(IS)などのテロ組織の台頭を阻止することだ。

原題:Trump’s Afghanistan Speech Kicks off Post-Bannon White House Era(抜粋)

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