ポンド相場は不安定な展開か-英がEU離脱計画の詳細提示を準備

  • 当局者によると、政府は21日に2種類の文書でスタンスを明示
  • 1.26ドルに下落なら政治リスクとの見方再燃の可能性大-HSBC

英国の欧州連合(EU)離脱が今週のポンド相場を左右する要因となりそうだ。英国はEUとの交渉で少なくとも3分野について自国の立場を提示する。

  月末までに予定される英EU離脱交渉の次回ラウンドを巡る不透明感は、G10通貨で最低のパフォーマンスを先週見せたポンド相場を下押しする可能性がある。当局者によると、英国は離脱前に得たEUの機密情報の取り扱いとEU単一市場のサプライチェーンにある製品の離脱後の位置付けに関する詳細を21日に公表する準備を進めている。

  三菱東京UFJ銀行の外国為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏は政府の計画に関する情報が増えるのは「好ましい展開」だが、「交渉の行方には幾つか障害がある」ためポンドは行き詰まる可能性があると指摘。「市場はなお極めて慎重であり、最終的な結果に関して確信がない」と述べた。

  ポンドはロンドン時間18日午後5時50分現在、1ポンド=1.2860ドルで、3週間では2%強下落。対ユーロでは、1ユーロ=0.9136ポンド。一時は0.9150ポンドと、10カ月ぶりの安値を付けた。

  HSBCホールディングのストラテジストはポンドが1.2510ドルに下落することを目標として、現時点でポンド売り・ドル買いを推奨している。1.26ドルに向かって急速に下落すれば、「ポンドは政治リスクを被っているとの見方を再燃させる可能性が高い」と17日付のリポートで指摘した。

原題:Pound Vulnerable as U.K. Prepares to Provide Brexit Plan Details(抜粋)

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