前原氏「選択肢示す」、枝野氏「地道に立て直す」-民進代表選

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  • 前原氏と枝野氏一騎打ち、9月1日の臨時党大会で新代表選出
  • 若狭新党との連携、政策・理念見て判断と前原氏-枝野氏は否定的

蓮舫氏の辞任に伴う民進党代表選が21日に告示され、前原誠司元外相と枝野幸男元官房長官が立候補した。9月1日の臨時党大会で新代表が選出される。

  前原氏は21日午後の共同記者会見で、民進党には「国民のために、日本のこれからのために選択肢を示す歴史的な使命がある」との見解を表明。枝野氏は党勢の立て直しについて「一人一人がそれぞれの力を出し合い、地道に一歩ずつ党を立て直していく、そのことなしに党の再生はない」と語った。

  民進党は昨年結成されたが、7月の都議選で5議席の確保にとどまるなど党勢は低迷。細野豪志元環境相ら離党届を提出する議員も相次いでいる。同氏が小池百合子東京都知事に近い若狭勝衆院議員と接触するなど野党再編に向けた動きも出ており、来年12月の衆院議員任期満了まで1年半を切る中、民進党は野党第1党として新代表の下での態勢立て直しが急務となっている。

  共同記者会見では、若狭氏の新党構想やカジノを含む統合型リゾート(IR)への対応などについて質問が出た。

  枝野氏は安保法制やアベノミクスにも賛成してきた若狭氏について「われわれとは立ち位置は違う。自民党の補完勢力の可能性が高いと見ざるをえない」と否定的な考えを示した。前原氏は小池知事の都政を「一定の評価をさせていただきたい」としながらも、若狭氏の動きが「小池さんとどれだけ連携をされているのか分からない」と指摘。対応については「理念、政策を出された時に判断したい」と述べた。

  IRについては枝野氏が「カジノには徹底的に反対する方向で党をまとめたい」と言明。超党派議連の幹部として推進してきた前原氏は「党の中に賛否両論あるものについては自分の意見をいったん控えて、どう党内議論の中でまとめるかということを優先したい」と語った。政府はカジノの運営基準などを定めたIR実施法案を年内に国会提出する予定。

  前原、枝野両氏は1993年の衆院選で旧日本新党から立候補し、初当選。2009年から12年に旧民主党が与党だった時代は前原氏が外相や党政調会長、枝野氏は官房長官や党幹事長などを歴任した。前原氏は旧民主党の野党時代に代表も務めている。

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