ガンドラック氏旗艦ファンドの運用資産減少、資金流出か-WSJ

更新日時
  • ファンドの運用成績は堅調だが、「白熱したペース」はさめている
  • ガンドラック氏は記事が出る過程で異例の非難キャンペーンを展開

ジェフリー・ガンドラック氏らが創業し、同氏が最高経営責任者(CEO)を務める米投資会社ダブルライン・キャピタルが運営する最大のファンド「ダブルライン・トータル・リターン・ボンド・ファンド」は、一部の顧客が資金を引き揚げ、運用資産が減少している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、オンライン版)が20日報じた。 

  同紙によれば、ダブルラインの旗艦ファンドの運用資産額はピークだった昨年9月から13%減少し、今年7月末時点で536億ドル(現在の為替レートで約5兆8500億円)となった。同ファンドは堅調なパフォーマンス(運用成績)が続いているものの、「以前の白熱したペースがさめていることを理由に一部の投資家は手を引くと述べている」という。

  ガンドラック氏はWSJの記事が出る過程で、ライバルの報道機関に宛てた電子メールとツイッターで関係したジャーナリストを今月非難する異例のキャンペーンを展開。「非常に要領を得ず、筋が通らず、出来の悪い記事をWSJが掲載したことにいささか驚いている。著しく不正確」と20日にツイートした。同氏らが2009年に設立したダブルラインはロサンゼルスに拠点を置き、債券を中心に総額約1110億ドル相当の資産を管理・運用している。

  WSJ紙によると、ダブルラインの一部社員は昨年後半と今年、17年分のボーナスが減る可能性があると予告されたと明らかにしており、同社はこのガイダンスについて、16年が堅調だったことを受けて、「プラグマティックな評価」を行うことを意図したものだと説明した。ガンドラック氏の挑発的なパーソナリティーへの懸念を口にする出資者および元出資者の発言も同紙は引用した。

  同紙によれば、ダブルラインは2番目に大きなファンドを運用資産額で約450億ドル上回る最大ファンドについて、資金流出やパフォーマンスで問題を抱えておらず、今月これまでの純資金流入額は2億3000万ドルに上ると反論している。
  
原題:Investors Pulling Back From Gundlach’s Biggest Fund, WSJ Says
DoubleLine’s Gundlach Says WSJ Story ’Significantly Inaccurate’(抜粋)

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