米財務長官が政権残留の正当性主張-エール級友からの辞任要求に

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  • 300人強の級友らが書簡、辞任する倫理的な義務があると主張
  • 財務長官:大統領は扇動者らと反対派が同等とは全く考えていない

ムニューシン米財務長官は19日、エール大学の級友らからのトランプ政権の閣僚を辞任すべきだとの要求に反論するとともに、バージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者らと反対派の衝突を巡るトランプ大統領の対応を擁護した。

  同長官はエール大の300人を上回る同期の卒業生からの書簡で、「ナチズムと白人至上主義を支持する」トランプ大統領に抗議して財務長官を辞任する「倫理的な義務」があると促されていた。

  トランプ大統領はシャーロッツビルで起きた衝突の責任は白人至上主義者らと反対派の双方にあると発言し、議員や企業首脳らから厳しい批判を浴びている。トランプ大統領がこの発言をした15日のトランプ・タワーでの会見に、ムニューシン長官は同席していた。

  ムニューシン長官は19日遅く、ユダヤ人である自分は「ユダヤ人(や他のマイノリティー)に対する暴力と憎悪の長い歴史と、こうした感情を引き起こす状況」を理解していると発言。「大統領は暴力を肯定するネオナチなど扇動グループが、平和的かつ合法的にデモを行うグループと同等だとは全く考えていないことを伝えたい」と述べた。

  トランプ大統領は姿勢を軟化させ、19日にマサチューセッツ州ボストンで行われた白人至上主義に反対するデモ行進について、抗議は精神浄化になり得ると指摘。ツイートで、「偉大な米国は数十年にわたり分断されてきた。時には癒やしを得るために抗議が必要だ。われわれは癒やされ、かつてないほど力強くなるだろう」とした上で、「偏見と憎悪反対で声を上げているボストンの多くのデモ参加者らを称賛したい。米国は近い将来に団結するだろう」と表明した。

トランプ大統領とムニューシン財務長官(右)

写真家:Pete Marovich / Bloomberg

原題:Mnuchin Defends Decision to Stay as Trump Sees Healing Ahead (1)(抜粋)

(財務長官や大統領のコメントなどを追加して更新します.)
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