ゴールドマン、高利回りの罠に落ちず-新興市場スイートスポット探求

ゴールドマン・サックス・グループの投資部門にとっては、新興市場債投資のリターンを高めるために注目するジャンク債の中にも、さらにジャンク債がある。

  ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントの新興市場債チームのポートフォリオマネジャー、アンガス・ベル氏(ロンドン在勤)によれば、主要通貨建てで格付けが投資適格のすぐ下の「BB」クラスの債券がスイートスポットで、アウトパーフォームが続くと見込まれる。

  JPモルガン・チェースのデータによると、今年これまでのリターンは格付け高めのジャンク債がプラス8.5%、格付け「C」のカテゴリーはマイナス3.7%だ。

  ベル氏は「単純に利回りが一番高いからといってその国を選ぶような罠には、かからないようにしている」と述べた。

ベル氏の見解は以下の通り。

新興市場についてどんなリスクが懸念材料か?

  • 世界的に金融環境が引き締まれば、さまざまな形で新興国市場に連鎖的影響を及ぼすだろう。これが需要の状況を変える可能性がある

新興市場資産の19カ月連続上昇は持続するか?

  • 2017年前半の新興市場リターンは堅調で、今年の残りの期間も「比較的堅調なリターン」が続くだろうというのが基本シナリオだ

選好する現地通貨は?

  • 最大のオーバーウエートはメキシコとロシア、南アフリカだ
  • チェコ共和国とトルコ、マレーシアは最大のアンダーウエート
  • ブルームバーグのデータによると、ゴールドマン・サックス・エマージング・マーケット・デット・ローカル・ポートフォリオの今年のリターンは同種ファンド98%を上回っている。中欧通貨とメキシコ・ペソのロングポジションなどが寄与した

原題:Goldman Sachs Dodges High-Yield Trap in Emerging Markets (1)(抜粋)

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