電気自動車開発の臆測呼ぶ-英ダイソン、異分野から相次ぎ人材獲得

  • アストンマーチンやテスラ、シマンテックからの転職組も
  • ダイソンが何を準備しているのか、誰にも分からない-レイエス氏

ダイソンが高級自動車メーカーの英アストンマーティンラゴンダから再び幹部を採用した。掃除機やドライヤーのメーカーとして知られるダイソンが、電気自動車の開発に乗り出しているのではないかとの臆測を呼んでいる。

  アストンマーティンに22年在籍し、購買担当ディレクターを務めていたデービッド・ワイアー氏はダイソンの調達責任者となる。同氏がソーシャルメディアのリンクトインを通じ明らかにした。アストンマーティンで製品開発ディレクターをしていたイアン・ミナ-ズ氏も昨年9月にダイソン入りしている。アストンマーティンはコメントを控えた。

アストンマーティンのスポーツカー

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  ダイソンは今回の採用に直接コメントしなかったものの、「われわれは多岐にわたるテクノロジーを開発しており、これまでも幅広いバックグラウンドを持つ人材の中から採用活動を行ってきた」と発表文で説明。「2020年までにエンジ二アと科学者3000人を追加採用する計画であり、世界中の40を超える大学と協力している」と付け加えた。

  政府文書はこれまでに、同社がイングランドのウィルトシャーにある本社で「新しいバッテリー電気自動車」を開発するための資金調達に触れている。また、ダイソンは今年2月、イングランドの農村部でバッテリーおよびロボットと人工知能(AI)の研究開発を拡大するため517エーカー(約2.1平方キロメートル)のキャンパスを創設すると発表した。

  ダイソンはさらに、自律システムと機械学習の専門家を相次いで採用している。いずれも自律運転車の鍵を握る技術だ。昨年11月には米シマンテックでディレクターを務めていたアンドルー・ワトソン氏を機械学習の責任者として採用した。

  米テスラのスポークスマンとしてシリコンバレーで名をはせたリカルド・レイエス氏も既にダイソン入りした。グーグルとユーチューブ、米スクエアで働いた経歴も持つ同氏は今年1月の入社後、「ダイソンが何を準備しているのか、誰にも分からない」と述べている。

  アストンマーティンは電気自動車「ラピッドE」を19年に投入する計画で、40年までに全てのモデルで無公害車を提供する意向だ。

原題:Dyson’s Aston Martin Hire Fuels Electric-Car Speculation (1)(抜粋)

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