ADPの株価下落、物言う株主アックマン氏の主張に投資家は冷ややか

  • 戦略修正すれば21年までに株価2倍になり得るとアックマン氏
  • アックマン氏発言は事業に対する「理解の欠如」示すとADP反論

アクティビスト(物言う株主)のビル・アックマン氏は17日、人事・給与計算などの管理業務サービスを手掛ける米オートマチック・データ・プロセシング(ADP)について、同社を非効率に陥らせている「買収すれども構築せず」の戦略を修正できれば、同社の価値は4年以内に2倍余りに膨らむ可能性があるとの見方を示した。しかし同日の米株式市場でADP株は下落した。

  ヘッジファンドのパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントを率いるアックマン氏は3時間半に及ぶ電話会議で、ADPの改革に向けた自身の働き掛けに経営陣は反発し、アナリストは疑念を抱いていると指摘。ADPには新たな最高経営責任者(CEO)が恐らく必要だろうと考えているとも述べた。

  同氏は「市場と取締役会がなぜ問題を認識していないかが問題だ。それは同社が非常にうまく問題を覆い隠しているからで、複雑な会計慣行と徐々に情報開示が減っていることに関連している」と語った。

  ADP株は2021年6月までに221-255ドルに上昇し、最大132%のリターンを株主にもたらす可能性があるとアックマン氏は主張している。ADP株は17日、前日比5.8%安の104.68ドルで終了。パーシングによる株式取得が7月に伝えられて以降、1.2%下げている。

  ADPは発表資料で、アックマン氏の主張に強く反対する一方、「良いアイデアには常に門戸を開いている」と説明。同氏の発言は現在の事業状況に関する「根本的な理解の欠如を示している」と指摘した。

原題:ADP Falls Even as Ackman Argues Stock Could Double by 2021 (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE