ハーバード神学校から石油事業へ-米アナダルコ元CEOが業界に復帰

  • ハケット氏の企業、オクラホマ州の探査・パイプライン資産を買収
  • 「生き残るだけでなく、低価格サイクルの中で繁栄する必要ある」

ハーバード神学校に入学するため米石油・ガス探鉱会社アナダルコ・ペトロリアムを退職した元最高経営責任者(CEO)、ジェームズ・ハケット氏が石油業界に帰ってきた。

  16日発表された資料によれば、ハケット氏(63)が今年創業したシルバー・ラン・アクィジションIIが石油探査会社とパイプライン企業を買収することで合意した。同氏はインタビューで、今回買収したオクラホマ州の2社について、ハーバード神学校時代の友人を通じて知ったと述べた。両社の取得価格は約35億5000万ドル(約3900億円)。資料によると、新会社のアルタ・メサ・リソーシズの時価総額は約38億ドルとなり、AMRのティッカーでナスダック市場で取引される見通し。

  ハケット氏は16日の電話インタビューで、アルタの採算ラインの原油価格は1バレル=25ドルとした上で「生き残るだけでなく、現在のような低価格サイクルの中で繁栄する必要がある。それが当社の素晴らしいところだ。原油価格の水準が上がれば大きな成果が挙がるだろうが、この水準でも結果を出せる」と述べた。

  ハケット氏は1990年代にエネルギー企業の経営に携わり始め、約10年間でアナダルコを米国有数の独立系石油生産会社に成長させた。200年の歴史を誇るハーバード神学校に入学するため2013年にアナダルコを退社。翌年始まった石油価格下落局面では業界から遠ざかっていた。16年5月に同校を卒業した。

原題:From Divinity School to Oilfield, Anadarko Architect Is Back (1)(抜粋)

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