ゴールドマンやJPモルガンを貸株市場操作で訴え-マッチング巡り

  • BofAとモルガンS、UBS、クレディSも訴訟の被告
  • 完全な電子システムへの移行を銀行が妨害していると原告側は主張

米銀ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェースおよび他の投資銀行4行が、1兆ドル(約109兆4000億円)を上回る規模の貸株市場の操作のために共謀しているとして、これらの銀行を相手取りアイオワ州職員退職年金基金などがマンハッタンのニューヨーク南部地区連邦地裁に訴訟を起こした。

  アイオワ州職員退職年金基金と他の2つの年金基金は、株の貸し手と借り手のマッチングを巡り、個々の取引から引き続き利益が得られるよう完全な電子システムへの移行をこれら銀行が妨害していると訴状で主張した。ゴールドマンとJPモルガンのほか、米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)、モルガン・スタンレー、スイス最大の銀行UBSグループ、同2位のクレディ・スイス・グループも被告となっている。

  コーエン・ミルスタイン・セラーズ・アンド・トール(ワシントン)で原告団の代理人を務めるマイケル・アイゼンクラフト弁護士は17日に配布した発表資料で、「大手投資銀は一般投資家の犠牲の下に自分たちの利益を守るため日々共謀している」と訴えた。投資家らは反トラスト(独占禁止)法集団訴訟の下で額を特定しない損害賠償を求めており、連邦法の規定では賠償額が3倍に増える可能性がある。

  投資銀は多くの場合プライムブローカレッジ部門を通じて、顧客が空売りしようとしている株式の貸し付けを行っている。被告となっている全ての銀行の担当者は、コメントを控えている。

原題:BofA, Goldman Sued Over Control of Stock Short-Sale Market (4)(抜粋)

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