米鉱工業生産指数:7月は製造業が予想外の低下、自動車の減産続く

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7月の米鉱工業生産統計では、製造業の生産を示す指数が予想外に低下した。自動車生産の落ち込みが響いた。米連邦準備制度理事会(FRB)が17日発表した。

鉱工業生産のハイライト(7月)

  • 製造業生産指数は前月比0.1%低下(前月0.2%上昇)
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.2%上昇
  • 全体の鉱工業生産指数(製造業、鉱業、公益事業の生産を対象、季節調整値)は前月比0.2%上昇(前月0.4%上昇)。市場予想は0.3%上昇
  • 自動車・同部品を除いたベースの製造業生産指数は0.2%上昇、非耐久財生産の伸びを反映


  この統計は米東部時間午前9時15分に発表される予定だったが、予定外に早くウェブサイトに掲載されたとFRBは明らかにした。

エコノミストの見方

  マリア・フィオリニ・ラミレスの米国担当チーフエコノミスト、ジョシュア・シャピロ氏は統計発表後にリポートで、「最近の全米ベースの米供給管理協会(ISM)データは製造業セクターの状況がかなり改善されていることを示唆している」と指摘。「自動車セクターで続いている在庫調整が引き続き重しになるものの、生産の基調的なトレンドは今後数カ月に徐々に加速すると当社では見込んでいる」と述べた。

  鉱工業設備稼働率は76.7%で、前月から変わらず。市場予想とも一致した。

  公益事業の生産指数は前月比1.6%上昇。前月は1.2%低下だった。鉱業の生産指数は0.5%上昇。石油・ガス掘削は0.9%低下した。

  製造業のうち自動車・同部品は3.6%低下と、過去5カ月では4度目のマイナスとなった。

  市場別分類で見ると、消費財の生産指数は0.2%上昇。化学や食品など非耐久財の生産が0.8%上昇したことが反映された。一方、企業設備は0.5%低下。建設資材は0.4%のマイナスだった。

  統計の詳細は表をご覧下さい。

原題:Factory Output in U.S. Declines on Weaker Auto Production(抜粋)

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