新興国通貨強気派に勢い-日米で続く歴史的低金利で警告もどこ吹く風

  • モルガンSのケメン氏はメキシコ・ペソやインド・ルピーなど選好
  • バリュエーションとポジショニングは伸びきっていない-ケメン氏

新興国通貨を使ったキャリー取引を巡り何カ月にもわたり巻き戻しが近いと警告を発しているストラテジストもいるが、日米などで歴史的な低金利が続いており、これが新興国通貨の強気派を勢いづかせている。

  モルガン・スタンレーの新興市場債券戦略グローバル責任者ゴーディアン・ケメン氏は「バリュエーションとポジショニングはまだ伸びきっていない」と語った。

  ケメン氏やスペインのビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)によれば、今年値上がりしている新興国通貨には一段高の余地がある。上昇ペースが鈍る可能性はあるが、世界の成長見通しと経済ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)改善が利回り重視の投資家に新興国通貨買いを続けさせるとみている。

  BBVAの外国為替グローバル責任者アレハンドロ・クアドラド氏(ニューヨーク在勤)は、ブラジル・レアルとメキシコ・ペソに触れながら、こうした高金利通貨に「バリューがまだ見受けられる」と述べた。

  ケメン氏も高金利通貨の中ではメキシコ・ペソとインド・ルピー、インドネシア・ルピアを選好している。

原題:Emerging-Market Currency Bulls See Interest Rates Driving Gains(抜粋)

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