あおり食う香港ドル-地元の資金が高金利の中国人民元に向かう

  • 中国10年国債の利回りは香港10年公債の倍以上
  • 人民元は香港ドルに対し昨年までの3年で13%下落-今年は5.3%高

香港で大量の資金が中国人民元に向かっており、香港ドルがそのあおりを食らっている。

  オフショア人民元は香港ドルに対し複数年にわたる低迷が続いたが、現在はここ1年余りで最も高い水準に近づいている。香港での人民元預金も過去2年間に半減したが、現在は安定。中国10年国債の利回りは香港10年公債の倍以上で、高利回りの中国本土債投資の妙味が背景だ。

  INGグループのエコノミスト、アイリス・パン氏は「香港ドルや香港で提供されている米ドル商品と比べて利回りが高いことから、市場では人民元を使ったキャリー取引の機会を探る動きが見られる」と指摘し、人民元の上昇が続けば今後1年程度はより広範に「多くのそうしたキャリー活動」が行われるだろうと予想した。

  人民元は香港ドルに対し昨年までの3年間で13%下落していたが、今年に入り5.3%上昇している。

原題:Hong Kong Dollar Shunned as Traders Chase Higher Yuan Yields (1)(抜粋)

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