豪州:7月の雇用者数、予想上回る伸び-パートタイム雇用が増加

更新日時
  • フルタイム雇用者2万300人減、パートタイム雇用者4万8200人増
  • 失業率は5.6%と予想と一致、前月の5.7%から改善

オーストラリアの7月の雇用統計で、フルタイム雇用の急激な増加には歯止めがかかったものの、雇用者数全体の伸びは予想を上回った。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が労働市場の改善に自信を示している一方で、まだら模様の状況が浮き彫りとなった。

  7月の雇用者数は前月比2万7900人の増加となり、増加幅はエコノミストの予想である2万人を上回った。鉱業が盛んなクイーンズランド州が増加分の大部分を占めた。内訳はフルタイム雇用者数が2万300人減と、1月以来の大幅な減少となったのに対し、パートタイム雇用者数は4万8200人増えた。

  失業率は5.6%と予想と一致し、前月の5.7%(改定値)から改善。労働参加率は65.1%と、前月の65%から上昇した。

  豪ドルはシドニー時間午後0時40分(日本時間午前11時40分)時点で1豪ドル=0.7928米ドル。統計発表前は0.7947米ドルだった。

  キャピタル・エコノミクスのポール・デールズ氏は7月の雇用者数増加について、「最近の極めて良好な流れが続いており、記録的に低い賃金の伸びが家計に与える打撃をある程度和らげるだろう」と指摘。「過去のデータの不安定さが意味するのは、力強い雇用データに興奮する必要も、弱いデータを懸念し過ぎる必要もないということだ」と述べた。

  一方、インディードのカラム・ピカリング氏は「依然として労働市場全体にかなりのスラック(たるみ)が残っている」と分析。「それが賃金の伸びを抑制しており、経済はまだ豪中銀が金融引き締めを真剣に検討する状況に至っていないことを示唆している」と説明した。

原題:Australia Adds More Jobs Than Forecast on Part-Time Rebound (1)(抜粋)

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