米ゴールドマンのバンカー、人種差別受けたと提訴-米連邦地裁

  • 黒人でユダヤ人を理由に差別を受けた-資産運用部門のアレン氏
  • 給料や将来の昇格の可能性に影響する機会与えられず-アレン氏

米ゴールドマン・サックス・グループのプライベート・ウェルスマネジメント部門のバンカー、レベッカ・アレン氏(32)は16日、黒人でユダヤ人であるために差別を受けたとして同行と管理職1人を相手取りニューヨーク・マンハッタンの連邦地裁に提訴した。

  アレン氏はプライベート・ウェルスマネジメント部門のバイスプレジデント。16日に提出された訴状によると、同氏の業績は模範的だったものの、給料や所得能力、将来の昇格の可能性に直接影響する機会を与えられなかったと主張。ゴールドマンの少数の黒人従業員は報酬や昇格、顧客との関係構築と委託手数料獲得の機会に関しては異なる扱いを受け隅に追いやられていると指摘。勧誘を受けずに来た顧客に「助言する」ことは、プライベート・ウェルスマネジメント部門の従業員がビジネスを広げる手段の1つだが、同氏はこうした機会を全く与えられなかったと説明した。

  ゴールドマンの従業員はウォール街の同業と同様、ほとんどが白人で男性。ブルームバーグの集計データによれば、アレン氏が入社した2012年に同社の米国人労働者に占める黒人幹部の割合は3%だったが、16年は2.6%に低下した。投資銀行や証券ディーラーの幅広いグループよりも高いとはいえ、米国の労働力全体に占める割合を下回っている。

  同社広報担当のレスリー・シュリブマン氏は、今回の訴えに根拠はないと述べ、「当社の成功は多様な従業員基盤を維持できる能力に左右されるものであり、あらゆるレベルで多様な職業人の採用、保持、昇格に注力している」とコメントした。

原題:Goldman Sachs Banker Claims Race Discrimination in Lawsuit (2)(抜粋)

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