NAFTA再交渉開始、米国は微調整ではなく大幅見直し主張

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  • メキシコ経済相:機能している部分を損なわないよう警告
  • カナダ外相:基本的にはNAFTAは3カ国に利益もたらしている

米国とカナダ、メキシコによる北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が16日からワシントンで始まった。協議開始に当たり米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は協定の「単なる微調整」でなく、大幅見直しをトランプ大統領が求めるだろうと述べた。

  同代表はワシントンでの共同記者会見で、「われわれは基本的にNAFTAが多くの米国民の期待を裏切っており、大幅な改善が必要だと考える」と語った。

  ライトハイザー代表は、1994年のNAFTA発効以降、同協定に起因する米失業は少なくとも70万人に上ると指摘。米国は輸入関税をゼロにするための条件である域内部品調達比率の引き上げや労働基準の強化、為替操作防止条項の追加を目指す。

  一方、メキシコのグアハルド経済相はNAFTAがこれまで「全当事国にとって大きな成功」だったと発言。機能している部分を損なわないよう警告した。カナダのフリーランド外相はNAFTAを現状に合わせて新しくする必要はあるが、基本的には3カ国に利益をもたらしているとの見解をあらためて示した。

  今回の第1回協議は20日まで続く予定。

NAFTA再交渉開始の記者会見(動画)

(出所:Bloomberg)

原題:U.S. Adopts Combative Tone as Talks Begin on Revamped Nafta (2)(抜粋)

(3段落目にUSTR代表の発言を追加して更新します.)
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