FOMC議事録:物価で議論白熱-資産縮小計画の9月発表を支持

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米連邦準備制度理事会(FRB)が16日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)会合(7月25-26日開催)の議事録によると、同会合ではインフレについて踏み込んだ議論が行われた。また大部分の参加者は9月会合でのバランスシート縮小計画発表を支持した。

  議事録には、インフレ率が中期的に緩やかなペースで当局目標の2%に上昇するとの予想を過半数の参加者が維持したと記された。ただ、「多く」の参加者は「インフレ率が現在見込まれているよりも長い期間、2%未満にとどまる可能性」がややあるとの認識を示した。また「幾人かは、インフレ見通しへのリスクは下方向に傾斜している可能性がある」と指摘した。

  一方で、緩和的な金融環境や引き締まった労働市場が結果的にインフレ目標の「オーバーシュート」をもたらし、反転させるには高いコストが生じる恐れがあると慎重姿勢を見せる参加者も「一部」いた。これら参加者は、政策緩和の緩やかな解除を先送りしないよう警告を発した。

  議事録では、年内どの時点でバランスシートの縮小を開始するか具体的には触れず、「幾人かの参加者は、縮小プログラムの開始時期を今会合で発表する用意があったものの、大部分は次回会合まで決定を先送りすることを支持した」と記した。次回のFOMC会合は9月19-20日。

  このほか、FRBスタッフは金融安定へのリスク評価を前回までの「注目に値する」(notable)から「高まった」(elevated)へと上向きに修正したと議事録に記された。また会合では株式のバリュエーションについても議論され、バリュエーションは「好ましいマクロ経済要素」に支えられていると「2人」が指摘した。

原題:Fed Sees Balance-Sheet Move Soon as Inflation Debate Heats Up(抜粋)

(第2段落に加筆、3段落以降を追加し、更新します.)
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