きょうの国内市況(8月16日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株は小反落、米金融正常化の悪影響や地政学リスク警戒-内需安い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は小反落。米国の経済指標改善を受けて金利上昇による過剰流動性相場への悪影響が懸念されたほか、地政学的リスクも重しとなり、小売や建設、不動産中心に下げた。半面、陸運や医薬品などディフェンシブ関連は堅調で下値を支えた。

  TOPIXの終値は前日比0.21ポイント(0.01%)安の1616.00、日経平均株価は24円03銭(0.1%)安の1万9729円28銭。

  しんきんアセットマネジメント投信の鈴木和仁シニアストラテジストは、「米個人消費はしっかりしており年内の利上げが再度意識された。ただ、米金利上昇は世界株の上値を押さえてしまう」とみる。グローバルでの一段の株価上昇期待が薄れる中、「9月9日の北朝鮮の建国記念日までイベントが続くため、北朝鮮問題を楽観視できず、動けない」と述べた。

  東証1部33業種では、その他金融や建設、ゴム製品、小売、不動産、鉱業など18業種が下落。石油・石炭製品や空運、サービス、陸運、医薬品、非鉄金属など15業種が上昇した。個別では、今期利益計画が市場予想を下回ったドンキホーテホールディングス、モルガン・スタンレーMUFG証券が格下げしたカシオ計算機が下落。アナリストが格上げしたJSRとジャパンディスプレイは大幅高、JPモルガン証券が目標株価を上げたアルプス電気も上昇。

  東証1部の売買高は14億3539万株、売買代金は1兆8757億円。代金は6月26日以来の低水準。上昇銘柄数は1034、下落は874だった。

●債券上昇、長期ゾーンのオペ結果で需給逼迫感強まる-超長期債は軟調

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。日本銀行がこの日に実施した国債買い入れオペで、長期ゾーンが減額されたものの、応札倍率が低下するなど需給逼迫(ひっぱく)を示す結果となったことを受けて、買い圧力が掛かった。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比3銭安の150円55銭で取引を開始。日銀オペ通知後に150円53銭まで下落したが、午後はオペ結果を受けて買いが優勢となり、一時は150円69銭と、6月9日以来の高値を付け、結局は10銭高の150円68銭で引けた。

  しんきん証券債券営業部の高井行夫金融市場アナリストは、「5-10年のオペ減額幅が予想を上回ったことで朝方は市場が驚いて反応した」と指摘。ただ、「5-10年の応札額が最近に比べて少なかったことや、レートも市場実勢からするとやや強めのところで決まったため、減額で動揺した分の買い戻しが入った」とし、「加えて、売り物が薄い中で18日の長期ゾーンのオペも意識したショートカバーの動きが勝っている状況」と説明した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.05%で開始。その後は0.04%と、6月7日以来の水準まで買い戻された。

  一方、超長期債は下落。新発20年物の161回債利回りは一時1.5bp高い0.57%、新発30年物の55回債利回りは2bp高い0.865%までそれぞれ売られた。

●ドル・円は110円台後半、北朝鮮巡る懸念緩和や米指標改善が支え

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台後半でもみ合った。北朝鮮情勢への懸念が緩和していることや米経済指標の改善を支えに週明け以降のドル高・円安の流れが継続したものの、値動きは限定的となった。

  ドル・円相場は16日午後3時15分現在、前日比ほぼ横ばいの110円65銭。朝方に付けた110円55銭から、仲値にかけて110円77銭まで上昇したが、その後は伸び悩んだ。前日の海外時間には、7月の米小売売上高と8月のニューヨーク連銀製造業景況指数が市場予想を上回ったことを受けて、一時110円85銭と7日以来の高値を付けていた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替市場課の池島俊太郎課長は、ドル・円について「先週までの北朝鮮情勢に対する警戒がいったん小康状態になっているということで、ポジションの巻き戻しが続いている。またお盆休み明けということで、足元のドルの戻り基調を見てドル買いした向きもあるだろう」と指摘。その一方で、今週に入ってから先週末対比で一時1.5%上昇したことから、「昨日、一昨日の相場でドルロング(買い持ち)になったプレーヤーの利益確定が出やすく、110円台後半でそれらがマッチしている状況」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.17ドル台前半での小動きに終始し、同時刻現在はほぼ変わらずの1.1740ドル。ユーロ・円相場は一時1ユーロ=130円02銭まで強含んだ後は伸び悩み、129円台後半でもみ合った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE