借金漬けの中国不動産、社債発行急増-当局がリスク波及回避との見方

  • 中国不動産開発会社の社債発行が6、7月に大幅増-規制緩和の兆候
  • 信用リスクが金融システムに広がる事態の阻止試みている-招商証券

高債務を抱えた中国の不動産開発会社の社債発行がここへきて急増している。当局が発行規制を緩和している兆候があり、それに乗じた動きだ。住宅市場の伸びが鈍り、今後数カ月で債務の償還期限が次々と到来する中、資金調達面で一息つける状況となっている。

  ブルームバーグの集計データによれば、中国の不動産会社は7月に本土で381億元(約6300億円)相当の社債を発行。6月にはオフショア債の発行で過去最高の118億ドル(約1兆3000億円)相当を調達した。

  中国本土の取引所は昨年、不動産開発会社による社債発行規制を強化。こうした企業が買収を通じて事業を拡大し、負債を膨らませるのを助長した市場の過熱感を冷まそうと中国指導部が動いた。ここへきて社債発行が再び増えていることについて専門家の間では、金融システムに影響が及ぶデフォルト(債務不履行)につながりかねない資金繰り逼迫(ひっぱく)回避のため、当局が締め付けを緩めているとの見方がある。

  招商証券のチーフ債券アナリスト、徐寒飛氏(上海在勤)は「不動産開発会社による社債発行の急増は、信用リスクが不動産会社から金融システムに広がる事態を当局が阻止しようとしていることを示す」と指摘。主要都市での住宅販売規制は一部の不動産開発会社のキャッシュフローを「リスクにさらしてきた」と述べた。
 

原題:Indebted China Developers Get Funding Relief as Bond Sales Soar(抜粋)

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