インテルCEO、大統領のメルク非難で我慢の限界超える-諮問委辞任

  • 社にとって税制が重要なため大統領と関係維持と社内に説明していた
  • 先に辞任したメルクCEOへの辛辣な言葉で辞任を決断した

米半導体メーカー、インテルのブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)をトランプ大統領の製造業諮問委員会メンバー辞任に踏み切らせたのは、先に辞任した製薬会社メルクのケン・フレージャーCEOへのトランプ大統領の非難だった。

  クルザニッチCEOは以前から、トランプ政権との関係を維持していることで社内から批判を受けていた。同CEOは昨年7月、大統領選キャンペーン中のトランプ氏と自宅で会談する計画を立て、その後取りやめていた。さらに今年に入って、工場の完成と新規雇用の創出を伝えるためにホワイトハウスに出向いたこともあった。

  内部の事情に詳しい複数の関係者によれば、クルザニッチCEOがトランプ氏支持の姿勢を示したことで、社内の批判は高まった。このためクルザニッチ氏は、税制を決める立場にある大統領と近い関係を保つことは製造業の企業トップとして必要だと釈明を余儀なくされた。

  しかし先週末にバージニア州で白人至上主義者らが開いた集会での反対派との衝突を巡り、トランプ大統領が速やかに非難の声明を出さなかったことを受け、クルザニッチ氏は14日遅くに諮問委員辞任の意向を表明した。

  この決断に踏み切らせたのが、メルクのフレージャーCEOに対してトランプ大統領が発した「メルクは一段と高騰する薬価のリーダーであり、同時に雇用を米国内から国外に移している」という非難だった。また事情に詳しい関係者によると、同諮問委の有効性への疑念も関係していた。

原題:Intel CEO’s Dismay With Trump Attack Outweighs Value of Ties (2)(抜粋)

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