オデイ氏が鉱業株を売り持ち-値上がりは中国の弱さ覆い隠すだけ

  • 緩和的な金融政策に支えられたクレジットサイクルはピークに達した
  • 「残念ながらイエレン議長は恐らく正しいだろう」とオデイ氏

ヘッジファンド運用会社オデイ・アセット・マネジメントの創業パートナーであるクリスピン・オデイ氏は、グローバル市場の好調にもかかわらず弱気な見方を続け、中国の経済成長鈍化を見越して金属関連株を売り持ちにしている。

  グレンコアやBHPビリトンといった鉱業銘柄は、6月後半から鉄鉱石と鉄鋼の価格と共に上昇。しかしオデイ氏は、中国の生産能力削減が後押しするこうした値上がりについて、世界最大の商品消費国における需要の弱さを覆い隠しているだけだとの見方を示す。

  オデイ氏は電話インタビューで、「1年後の中国経済は今よりずっと弱くなっているだろう」と述べ、今年後半は勢いが弱まる可能性が高いと予想。レバレッジ解消キャンペーンと過剰な工業生産能力の影響で、中国の経済成長は最近になって力を若干失った。

  株高でファンドの成績がここ数年低迷しているものの、オデイ氏の悲観論は揺らいでいない。同氏が手掛ける旗艦ヘッジファンドは2016年のリターンがマイナス約50%と、1992年の取引開始以降で最も落ち込んだ。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長を中心とする米金融当局が引き締めに乗り出す中で、今年1-7月のリターンもマイナス12%となったが、緩和的な金融政策に支えられたクレジットサイクルはピークに達したと主張している。

  オデイ氏は「お祭り騒ぎを続けよう。サイクルの頂点ではまさにそのように感じられるものだ。残念ながらイエレン議長は恐らく正しいだろう。引き締めを行う必要がある」と語った。

原題:Odey Warns on ‘Partying,’ Shorts Metal Stocks as China Slows (1)(抜粋)

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