オバマケアの補助制度、トランプ政権が停止なら財政赤字と保険料増加

  • 中間レベルのプランの保険料は来年20%増加へ-議会予算局
  • トランプ政権は保険会社への支払い停止も辞さない姿勢示す

トランプ米大統領が医療保険制度改革法(オバマケア)に基づく一部の保険補助金を停止する考えを実行に移した場合、一部加入者の保険料が急増し、連邦財政赤字は向こう10年で2000億ドル(約22兆円)程度膨らむ見通しだ。議会予算局(CBO)が15日に報告書で明らかにした。

  CBOはオバマケアに基づく補助金の停止も辞さない姿勢をトランプ政権が繰り返し示したことを受けて報告書をまとめた。補助金は保険会社に支払われ、低所得の加入者の自己負担費用軽減のために使われている。

  報告書によると、支払いが停止されれば幾つかの影響が予想される。保険プランの中間のレベルであるシルバーでは、来年に保険料が20%上昇し、2020年には25%程度値上がりする。また、保険料の値上がり分を政府が支援することになるため、連邦財政赤字は向こう10年で1940億ドル増加する見通し。

  議会共和党は今年、オバマケアの撤廃・代替法案を成立させることができておらず、補助金の支払いは政治論争の火種となっている。ホワイトハウスのフェタルボ報道官は、支払いに関して最終的な決断は下されておらず、「この問題を引き続き検討している」と電子メールでコメントした。

原題:Trump Threat on Obamacare Seen Boosting Deficit, Premiums (1)(抜粋)

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