英がEUとの関税協定提案-離脱後に移行期間、通商協定締結を準備も

英政府は15日、欧州連合(EU)と離脱後も「できるだけ自由で摩擦の少ない」通商関係を維持することを目指す関税協定の具体的ビジョンを発表した。

  メイ政権はEUとの離脱交渉が近く再開されるのに先立ち、2019年3月に予定する離脱後の移行期間を通じて、関税同盟のメンバーに近いEUとの関係を維持したい意向を表明。輸出業者のために関税がなく、官僚主義的な手続きの負担の少ないEUとの通商を確保する今回の提案について、業界ロビー団体は歓迎の意を示した。

  英国のEU離脱担当省はまた、移行期間を他の諸国との通商協定締結の準備に充てたい意向を明らかにした。関税同盟に正式に加入すればできない動きであり、EU当局は英国による「いいとこ取り」をけん制している。

欧州議会のフェルホフスタット議員とバルニエ首席交渉官

Jasper Juinen / Bloomberg

  英国との離脱交渉を担当するEUのバルニエ首席交渉官は、市民の権利と金銭的解決、アイルランド国境の問題について双方が最初に合意する必要があるとツイッターで主張したが、早くても10月より前に合意が成立する可能性は低い。欧州議会で離脱交渉の責任者を務めるフェルホフスタット議員は「関税同盟から出たり入ったりすることは幻想だ」とツイートした。

英国のデービスEU離脱担当相

Simon Dawson / Bloomberg

原題:Britain Details Vision for Post-Brexit Customs Deal with EU(抜粋)

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