ウーバーがソフトバンク含む4社と交渉、資金調達などで-関係者

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  • 他3社は滴滴出行、ゼネラル・アトランティック、ドラゴニア
  • 取引の規模は最大1.33兆円に達する可能性があると関係者

米配車サービス会社、ウーバー・テクノロジーズは資金調達と既存株主の保有株放出について4社と独占交渉を行っており、取引の規模は最大120億ドル(約1兆3300億円)に達する可能性がある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ただ合意に達するかどうかはウーバー取締役2人の法廷闘争の行方に左右されそうだ。

  これら関係者によると、ウーバーの交渉相手は中国の同業の滴滴出行とソフトバンクグループ、米投資会社のドラゴニア・インベストメント・グループ、ゼネラル・アトランティック。アドバイザーはゴールドマン・サックス・グループが務める。また中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)も今回の資金調達ラウンドに資金の出し手として参加を検討している。

  交渉が非公開であることを理由にこれら関係者が匿名で明らかにしたところでは、4社の投資によりウーバーは昨年と同じバリュエーション(株価評価)で、10億-15億ドル(約1110億-1660億円)を調達する見込み。関係者の1人によると、取引の第2の部分は既存株主が現在のバリュエーションより低い価格で株式を売却するのを認めるというもので、投資家は既存株主の株取得に20億-100億ドルを投じる可能性があるという。

  ウーバーとソフトバンク、滴滴出行、ゼネラル・アトランティック、ゴールドマンはいずれもコメントを控えた。ドラゴニアとテンセントにコメントを求めたが、これまでに返答はない。

  これら関係者の2人によると、取引が合意に至るかどうかはウーバーの大株主で、影響力を持つ取締役同士の法廷闘争を同社が解決できるかどうかにかかっている。ベンチャーキャピタルであるベンチマークは、投資家を欺いたなどとしてトラビス・カラニック前最高経営責任者(CEO)を提訴。同社が昨年、取締役のポストを3席増やした際にカラニック氏が取締役会への情報提供を怠ったと主張しており、同氏はこれを否定している。

  関係者らによれば、新たな投資家は最大2人を取締役会に送り込む権限を与えられる可能性があるが、ベンチマークとカラニック氏の法廷闘争が事態を複雑にしている。ベンチマークの訴訟では取締役会におけるカラニック氏のポストと同氏がコントロールする2つの空席が争点だが、これら3つのポストがどうなるかや、新たな取締役ポストを設けるかどうかは不透明。関係者2人はカラニック氏がソフトバンクの関わる投資を支持していると語った。

原題:Uber Lines Up 4 Investors, But a Deal Hangs on Boardroom Battle(抜粋)

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