コーチ株が一時14%急落、ケイト・スペード買収が業績予想を圧迫

高級ハンドバッグメーカー、ケイト・スペードの買収は同業コーチにとって難しい課題となりつつある。

  コーチが15日に発表した業績見通しは、市場予想を下回った。ケイト・スペードのブランド力に磨きをかけるため、多くのデパートから商品を引き上げたことなどが影響した。15日の米国株式市場でコーチの株価は急落、ほぼ4年半ぶりの大幅安となった。

  コーチの見通しによると、複数ブランドを柱とする企業になる努力は当面の利益を圧迫する。ミレニアム世代の顧客を呼び込む狙いで、7月に24億ドル(約2650億円)でケイト・スペードを買収。期間限定のオンラインセールや業績不振のデパート業界への依存度を下げようと取り組んでいるが、容易ではない。

  「買収当初の期待は非常に高かった。しかし、ケイト・スペードは電子取引での在庫一掃に大きく依存しているというのが現実。その比重はコーチよりも大きい」とエドワード・ジョーンズのアナリスト、ブライアン・ヤーブロー氏は指摘。「今のリセット期は短期的な痛みを伴う」と述べた。

  コーチが予想する通期1株利益予想は2.35ー2.40ドル。市場予想は2.50ドルだった。増収率30%を予想し、売上高は最大で59億ドルと見通す。これもアナリスト予想を下回った。コーチの株価は一時14%下落。2013年1月以来の大幅安となった。

原題:Coach Sinks After Kate Spade Acquisition Weighs on Forecast (3)(抜粋)

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