ゴールドマンとJPモルガン、フィンテックに最も積極投資

訂正済み
  • ゴールドマンはフィンテックベンチャー約15社に出資したとリポート
  • JPモルガンも主要行では2番目に多い9社に資金を投じた

米銀ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェースは、銀行業界をかく乱しようとする外部のベンチャー企業への記録的な投資を主導し、他の主要行よりも積極的に資金を投じている。経営コンサルタント会社オパイマスがリポートで明らかにした。

  リポートによれば、ゴールドマンは今年に入り、情報技術(IT)と金融を融合するフィンテック分野で、キャピタルマーケッツ(資本市場)ビジネスを専門に手掛ける約15社に出資し、JPモルガンも9社に資金を投じた。オパイマスがCBインサイツの数字を引用したところでは、2017年には銀行や既存の大手企業は、83件の契約を通じてフィンテック企業に過去最高となる17億ドル(約1870億円)を投じる可能性が高い。そのような投資は、銀行業界に挑戦しようとする新興企業を協力者に変えることになりそうだ。

  新興企業への投資はベンチャーキャピタル(VC)が主役となって担うのが一般的だが、オパイマスによると、大きな見返りを生む可能性があるにもかかわらず、VCはフィンテック業界をターゲットとすることにどちらかといえば消極的だ。同社がマーティン・プロスペリティー・インスティテュートのデータを引用したところでは、ウォール街のベンチャー企業は昨年の資金のわずか2.6%を調達したにすぎない。

  オパイマスのオクタビオ・マレンツィ最高経営責任者(CEO)らはリポートで、「キャピタルマーケッツ・フィンテックは、VCとプライベートエクイティ(PE、未公開株)全体における相応なシェアを上回る資金を集めるはずだが、現状は全く逆だ。市場とその微細構造、競争力学について高度な専門知識がたびたび要求されることもあって、多くのVCがこれらの市場を敬遠している」と指摘した。

原題:Goldman Tops Banks’ Bets on Capital Markets Disruptors (Correct)(抜粋)

(2パラ目の予想契約件数を83件に訂正し、数字の情報源を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE