豪中銀:増大する家計債務への懸念再燃、見通しは改善-議事録

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は15日公表した今月の金融政策決定会合の議事録で、同国経済見通しは改善しているとしながらも、増大しつつある家計債務をあらためて注視していることを明らかにした。同会合で政策金利の変更はなかった。

  豪中銀は議事録で、「低インフレ環境における高水準の家計債務に絡んだリスクのバランスを取る必要性」を考慮して、金利据え置きを決定したと説明。今年の雇用改善について、「労働市場の予測がより強力な位置からスタートしていたこと」を意味すると指摘した。

  豪中銀はまた、低金利に支えられ、2018、19両年の国内総生産(GDP)伸び率が3%前後に上昇するとの見通しをあらためて示した。非鉱業部門の企業投資の伸び加速が見込まれるという。

  今回の大きな変更は、住宅不動産市場に並ぶ主な懸念要因として、労働市場に代わり家計のバランスシートが追加されたことだ。現時点で家計債務の所得に対する比率は190%と過去最高水準となっている。一方で議事録では、豪経済が力強さを増し、世界の状況改善による追い風から恩恵を得られそうだとの信頼感が高まりつつあることも示唆されている。

原題:RBA Renews Alert on Household Debt Despite Improved Outlook(抜粋)

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