中国不動産市場、勢い鈍る-「景気拡大ピーク過ぎた」との指摘も

  • 7月の新築住宅販売額はこの2年余りで最小の伸び
  • 2011年にUBSエコノミストは中国不動産市場を宇宙で最重要と評価

中国経済は7月の工業生産や投資、消費が伸び悩み、年央に失速した。

  レバレッジ縮小の取り組みや生産能力削減など、理由は幾つもあった。1-6月(上期)のやや急激な景気拡大ペースは持続不可能な公算が大きいという単純な事実もその一つだ。しかし、景気の弱さの主因は不動産市場の鈍さにある。

  中国の不動産市場は多くの雇用者を抱え、鉄鋼やセメント、ガラスの需要をけん引するだけでなく、家電から自動車まであらゆる消費の下支え役も果たしている。UBSグループのエコノミストは2011年に同市場を宇宙で最も重要なセクターと評した。

  ソシエテ・ジェネラルの中国担当チーフエコノミスト、姚煒氏は先行指標である住宅販売の伸びが鈍化したことを指摘し、「景気循環の拡大のピークは過ぎた」と述べた。

  国家統計局が14日発表したデータに基づいてブルームバーグが算出した7月の新築住宅販売額は前年同月比4.3%増と、2015年3月以降で最も伸びが小さかった。販売の変動が大きくなると、不動産開発会社の投資行動に変化が生じる。1-7月の不動産開発投資は前年同期比7.9%増と、1-6月に比べて伸びが鈍化した。

原題:China’s Property Slowdown Means Peak of Growth Cycle Has Passed(抜粋)

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