ポールソン氏らヘッジファンド運用者が恩恵-米朝関係緊張で金上昇

  • ポールソンはSPDRの持ち分436万口を維持、ダリオ氏も購入
  • SPDRへは4-6月に8億7000万ドルが流入、残高340億ドルに

経済指標がまちまちで米国と北朝鮮との間の緊張が高まり投資家の懸念が強まる中、金価格が上昇し、資産家のジョン・ポールソン氏らヘッジファンド運用者が恩恵を受けている。

  ヘッジファンド運営会社ポールソンの14日の米政府への届け出によれば、同社は6月末時点で金連動型上場投資信託(ETF)「SPDRゴールド・シェアーズ」436万口を保有しており、1-3月と変わらずだった。10日の規制当局への届け出によると、世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツは4-6月にSPDRをポートフォリオに加え、57万7264口、6810万ドル(約75億円)相当を購入した。テンプルトン・グローバル・アドバイザーズはカナダの産金会社バリック・ゴールドの保有株式を増やした。

  米国のインフレ率が米金融当局の目標を引き続き下回る中、政策立案者らの金利上昇予想はリスクにさらされている。SPDRへは4-6月に8億7000万ドルが流入し資産残高は340億ドルとなった。金融引き締め策の継続が引き続き予想されるものの、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が米領グアム島への包囲攻撃を警告したことから、投資家の関心は最近、地政学的な緊張に移り、安全資産としての金の需要が高まっている。

  ブリッジウォーターを運営する資産家のレイ・ダリオ氏はリンクトインへの投稿で「将来のリスクが高まっており、価格に適切に織り込まれていないもようだ」と指摘。投資家に対し、資産の5-10%を金に配分するよう推奨している。

原題:Paulson and Other Hedge Funds Rewarded as Angst Fuels Gold Rally(抜粋)

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