フィアット・クライスラー株が最高値-隠れた価値あるとモルガンS

  • モルガン・スタンレーは「ジープ」の評価を親会社以上と試算
  • スピンオフや他社への売却で価値が引き出される可能性

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の株価が14日の米国市場で過去最高値を更新した。モルガン・スタンレーのアナリストがFCA傘下の複数のブランドについて、スピンオフや他社への売却で引き出され得る「相当の隠れた価値」があるとの見方を示した。

  モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏らはリポートで、スポーツタイプ多目的車(SUV)を手掛ける「ジープ」部門の評価を1株当たり14.7ユーロと、14日のミラノ市場の10.62ユーロを上回る水準と評価。「ラム」ブランドは1株当たり6.1ユーロ相当と試算した。ジョナス氏は、FCAの経営陣と取締役会が高級スポーツカーのフェラーリを同社から分離した際の教訓を真剣に受け止めていると指摘した。

  FCAの米国上場株は14日、8.5%高の12.60ドルと、2014年10月の上場以来の最高値で終了。年初来では38%高。

  セルジオ・マルキオンネ最高経営責任者(CEO)は先月、2018年の早い時期に発表する経営戦略の一環として、一部事業の分離の是非を見極める考えを示した。同戦略は19年に引退を予定する同CEOにとって最後のプロジェクトとなる。マルキオンネ氏はフェラーリのCEOも兼務。フェラーリの時価総額は元親会社を上回っている。

原題:Fiat Chrysler Hits Record as Morgan Stanley Sees Deal-Making (1)(抜粋)

(Updates with closing share price in third paragraph.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE