スカラムッチ氏:トランプ大統領のアジェンダ、バノン氏が「妨害」

就任からわずか10日でホワイトハウスの広報部長を解任されたアンソニー・スカラムッチ氏は、バノン首席戦略官がトランプ大統領のアジェンダ遂行能力を妨げていると批判。政権は政治の「メーンストリーム」に向かうべきだとの見解を示した。

  スカラムッチ氏は13日、ABCテレビの報道番組で「こうしたバノン・バートの影響が存在し、それがトランプ大統領を邪魔していると思う」と指摘。スカラムッチ氏は発言の中でバノン氏の名前と、同氏がかつて運営していた保守系ウェブサイト、ブライトバート・ニュースを混ぜ、「バノン・バート」との言葉を用いた。「大統領の立法に向けたアジェンダは米国の低所得者層や中間層にとって非常に期待できるものになると私は考えているが、大統領がそうしたアジェンダの達成を本気で望むのであれば、バノン・バートのようなナンセンスから遠ざかる必要がある」と続けた。

  

  スカラムッチ氏はホワイトハウスの広報部長に就任早々、米誌「ニューヨーカー」とのインタビューでバノン氏らを口汚い言葉でののしった。その後7月31日には、就任から10日で解任された。今回のABCの番組出演は、解任後としては初のテレビインタビュー。14日にはCBSのトーク番組に出演する。

  バノン氏も辞任を求められることになるかとの質問には、「大統領はすべきことは分かっている」とした上で、「自分のアジェンダを妨害する人々について、大統領はしっかり認識している」と答えた。また最近トランプ大統領と「極めて率直に話し合う機会があった」と述べた。

  バノン氏はスカラムッチ氏の発言についてコメントを控えた。
  
  またスカラムッチ氏はトランプ大統領について「メーンストリームに一層力を入れ、中道派や独立系にもっと目を向ける必要がある」と指摘。「そうしなければ手詰まりとなり、大統領が取り込む必要のあるエスタブリッシュメント(権力層)の議員からの抵抗が強まるだろう」と語った。

原題:Scaramucci Says Bannon a ’Snag’ on Trump’s White House Agenda(抜粋)

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