三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、サウジアラビアで人材採用を目指している。同行は向こう5年で3500億ドル(約38兆円)以上と見込まれる国有企業の民営化計画で収益機会を狙う。

  中東・北アフリカ担当の共同責任者、エリヤス・アルガシール氏はドバイでインタビューに応じ、「20人を採用してサウジアラビアでの事業を拡大し始める計画だ」と述べ、「ビジネスの成長見通しに沿う形で3-5年で60人に増やす」と付け加えた。

  世界最大の石油輸出国サウジの中央銀行から認可を得て本格的な銀行業務を開始する日本の金融機関はMUFGが初めてとなる。アルガシール氏によると、MUFGはリヤドに来年にも支店を開設する計画。

  サウジは石油依存を減らし公的部門の再編やインフラ投資を通じて経済を多角化する計画を追求しており、邦銀勢は同国での商機を狙っている。日本経済新聞の2月の報道によると、サウジの国営石油会社サウジアラムコが2018年に予定する新規株式公開(IPO)の引受幹事にMUFGが出資するモルガン・スタンレーがJPモルガン・チェースと共に選ばれた。これにより、MUFGが引受業務の一部を担う可能性がある。IPOは最高1000億ドルに上り、世界最大の規模となる可能性がある。
  

原題:MUFG Plans Saudi Hires Amid $350 Billion Privatization Plan (1)(抜粋)

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