イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長がバランスシート縮小について言葉を発すれば、米国債相場に打撃が及ぶが、住宅ローン担保証券(MBS)はもっと厳しい試練を迎える。

  MBSはすでに、2011年以降で初めて米国債より劣るパフォーマンスに甘んじている。ブルームバーグのデータによれば米国債利回りに対するMBSの上乗せ幅は29ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) と、2016年の最小幅から3倍近くに広がっている。アリアンツ・インベストメント・マネジメントやフェデレーテッド・インベスターズなどは、スプレッドの拡大はまだ終わっていないとみている。

  ファーガソン・ウェルマン・キャピタル・マネジメントの債券責任者、マーク・フォビンチ氏(オレゴン州ポートランド在勤)は「市場はこれを消化できるだろうが、買い手を呼び込むにはもっと高い利回りが必要になる」と指摘する。投資家の需要について、「イエレン議長の発言からは照明のスイッチを切るというより、じわじわと明るさを落としていく感じになるだろう」と話す。スプレッドは恐らく1年間で2倍に広がる見込みだという。

原題:Fed Taper Brings Risk to Mortgage Bonds Unseen in Treasuries (2)(抜粋)

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