11日のニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。ただ、石油輸出国機構(OPEC)主導の減産の順守率が低く、需要見通しが暗くなっているため、週間では1カ月ぶりの大幅な下げとなった。

  国際エネルギー機関(IEA)は今年と来年のOPEC産原油需要見通しを下方修正。減産実施に懐疑的な見方があると指摘した。一方、サウジアラビアとイラクは減産への取り組みを強化することで合意した。

  スコシアバンク(トロント)の商品ストラテジスト、マイケル・レーベン氏は電話インタビューで、「IEAの最新リポートを考慮すると、需給均衡はさらに遅れているようで、相場にとって良いことではない」と指摘。需給の再均衡が起こっていると市場が確信するには、OPECの生産が本当に減少するか、減産合意の順守状況が改善する必要があるとの見解を示した。  

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比23セント(0.5%)高の1バレル=48.82ドルで終了した。週間では1.5%安。ロンドンICEの北海ブレント10月限は前日比20セント上げて52.10ドル。

原題:Oil Caps Weekly Drop Amid Shaky OPEC Compliance, Weaker Demand(抜粋)

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