中国の鉄鋼価格、当面は「バブル」続く見通し-秋の党大会控え

  • 党大会まで刺激策が価格を押し上げるとBCSは予想
  • 過剰生産能力の削減も価格維持につながる見込み

中国の鉄鋼価格は限界まで伸び切った水準のように見えるかもしれないが、秋の共産党大会を前にした政府の安定維持に向けた取り組みや長期的な生産削減計画を踏まえると、4年ぶり高値圏を維持する見通しだ。

  BCSグローバル・マーケッツのストラテジスト、キリル・チュイコ氏(モスクワ在勤)は「これはバブルだと考えている」と指摘。「だが10-12月(第4四半期)初めの党大会まで政府の刺激策が全面的に維持されるはずで、この状態があと2、3カ月続く公算が大きい」と述べた。

  中国の工業・建設業活況に伴う需要拡大が国内の鉄鋼価格を押し上げ、輸出の落ち込みにつながっている。税関総署が8日発表した7月の鉄鋼輸出は前年同月比32%減少し、月間ベースで2013年以来の低水準となった。1-7月では前年同期比29%減。

  中国は鉄鋼生産能力を年内に5000万トン、20年までの5年間に最大1億5000万トン削減する計画。同国は業界の政府への依存を減らすことを目指している。

原題:China’s ‘Bubble’ Steel Prices Seen Holding Advance, For Now (1)(抜粋)

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