トランプ米大統領、自らの直感に頼り北朝鮮を「口撃」

  • 「炎と怒り」の発言、ティラーソン国務長官にも事前相談なし
  • 過去の政権の取り組みの失敗で戦略見直し必要に-上級顧問

トランプ米大統領はエスカレートする北朝鮮の挑発行為に対抗するため、数少ない非軍事的手段の一つに訴えている。それは自らの直感に頼った北朝鮮「口撃」だ。

  北朝鮮の核兵器プログラムを抑制する米国の取り組みが何十年も成功していないことに不満を募らせるトランプ大統領は8日、単刀直入な物言いで北朝鮮を非難し、市場と各国政府関係者の両方を驚かせた。トランプ政権閣僚や側近も意表を突かれた様子だ。北朝鮮問題を協議するため東南アジアを歴訪中のティラーソン米国務長官でさえも事前に相談を受けていなかったと長官の報道官は明らかにした。

  北朝鮮が米国を威嚇し続ければ「炎と怒り」に見舞われると警告したトランプ氏の口調は、まるで度を超えた愚弄(ぐろう)の言葉を繰り返す金正恩朝鮮労働党委員長のお株を奪ったもののようにも響く。ホワイトハウス関係者は、前政権までの政策の失敗を踏まえてトランプ大統領は米国の戦略を見直さざるを得なくなっていると指摘した。

  大統領の上級顧問、スティーブン・ミラー氏は9日に英ラジオとのインタビューで、「われわれは総じて、多くの外交政策や対外戦争で誤ったアプローチを引き継いだ。世界との関与へのわれわれのアプローチを完全に考え直す必要がある」と指摘。「それは現大統領が選挙戦で訴え、今取り組んでいることだ」と付け加えた。

原題:Trump Goes With His Gut to Shake Up Strategy Toward North Korea(抜粋)

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