トランプ氏、米核兵器の威力は増した-専門家は否定

  • 「大統領としての私の最初の命令は米核兵器の改修と近代化だった」
  • 「米国の核爆弾には威力が増すような変化ない」と専門家

トランプ米大統領は9日、自身が大統領に就任した1月以降、米国の核兵器は増強されていると述べた。しかし専門家はこれを否定した。

  トランプ大統領はツイッター投稿で、「大統領としての私の最初の命令は米国の核兵器の改修と近代化だった。現在は従来よりも力強くなり、威力も増している」とコメントした。

  核政策・軍事アナリストらは、大統領が言うようなことは全く行われておらず、唯一進行中なのはオバマ前大統領が着手した30年間で推計コスト1兆ドル(約110兆円)の計画だと指摘する。同計画が実施された場合でも、支出の大半は2022年以降になる。

  戦略国際問題研究所(CSIS)の国防予算アナリスト、トッド・ハリソン氏は、「米国の核弾頭ないし核爆弾には、威力が増すような変化はない」と指摘。「予算には全く反映されていない。停止したり遅らせたりすることもない代わりに、ペースを速めることもなく、既定方針の継続でしかない」と説明した。

原題:Trump’s Nuclear Weapons Arsenal Isn’t Any Different Than Obama’s(抜粋)

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