米労働生産性は4-6月(第2四半期)に伸びがやや加速したものの、過去の水準からすると低調なペースにとどまっている。

  米労働省が9日発表した第2四半期の非農業部門労働生産性指数(速報値)は前期比年率0.9%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は0.7%上昇だった。1-3月(第1四半期)は0.1%上昇(従来は横ばい)に上方修正された。

  単位労働コスト(単位当たりの生産に要する労働コスト)は0.6%上昇。市場予想は1.1%上昇。前期は5.4%上昇(従来2.2%上昇)に上方修正された。

  バークレイズのエコノミスト、ブレリナ・ウルチ氏は統計発表後にリポートで「生産性の伸びは最近の持ち直しにかかわらず、歴史的な基準からすると抑制された状況が続いている」と指摘。「産出物価の低調な伸びや期待外れの生産性トレンド、単位労働コストの急上昇がここ数年、企業の単位当たり利益を押し下げ、賃金の伸び加速を抑える一因になってきた」と述べた。

  インフレ調整後の実質給与は1.9%上昇した。前期は2.3%上昇だった。生産は3.4%上昇と、2015年第1四半期以降で最大の伸びとなった。前期は1.8%上昇。

  労働総投入量は2.5%上昇(前期1.6%上昇)。時間当たり給与は1.6%伸びた。前期は5.5%上昇だった。

  第1四半期の労働生産性は前年同期比では1.2%上昇。実質給与は同0.9%低下、3期連続マイナスとなった。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Productivity Gains Accelerate While Pace Remains Tepid (1)(抜粋)

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